知る・楽しむ

ミルクアカデミー バター研究室

バターの種類

バターは、食塩が添加されているかいないか、また製法の違いによって種類が分かれています。家庭で一般的に利用されているのは有塩バターです。食塩を加えられているので風味も増し、保存性も高まります。食塩不使用バターは主にお菓子やケーキ作りに使われます。塩分制限をしている方にはこちらのタイプがおすすめです。
発酵バターというのは、乳酸菌で発酵させたクリームを原料にしたバターです。ほのかにヨーグルトのような芳香があり、ヨーロッパではこのタイプのバターが主流となっています。

バターができるまで

バターができるまで

バターは大きくわけると、生乳からクリームと水分を分離する、そのクリームを撹拌(かくはん)し脂肪同士をくっつけ練り上げる、食塩を添加する(有塩バターの場合)、という工程を経て作られます。脂肪をくっつけて固まりにするという、その基本となる製法は、何千年も昔から変わっていません。クリームを木の桶やかめ、皮袋などに入れて、棒でかき混ぜたり、ゆすったり。はるか昔からその民族、その土地柄でいろいろな工夫をこらしながら、人々はバター作りをしてきました。現代では、メタルチャーンや連続式のバター製造機などによって、均質なものを大量に生産することが可能になっています。

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