雪印メグミルクグループのサステナビリティ経営
気候変動や紛争、世界人口増などによって食の持続性は危機に直面しています。
食料の輸入依存度が高いわが国は、食料安全保障の側面で非常に高いリスクが指摘されています。近い将来、日本の食を取り巻く状況は厳しくなるかもしれません。
食によって社会から認められ、事業活動を続けてきた雪印メグミルクグループにとって、「食の持続性」を実現するのは社会的責務であり、挑むべき最重要課題です。
実現に向け、雪印メグミルクグループのサステナビリティ経営が目指す「栄養を届け、環境に配慮し、人材を活かす」取組みを推進するために、2023年に、重要課題(マテリアリティ)を見直し、「持続可能な食の提供」と「食による健康への貢献」を追加しました。
人々が豊かな生活を送れる社会に貢献する社会的価値と適正な利潤を得て企業の持続性を実現する経済的価値の両面で「食の持続性」を実現していきます。
サステナビリティ推進体制
雪印メグミルク(株)では、「グループサステナビリティ委員会」を設置し、社長が委員長を務め、代表取締役を含む全担当役員、サステナビリティ推進部長を委員とし、グループ会社社長参加のもと、重要課題(マテリアリティ)のKPIの進捗確認や、達成に向けた協議を行い、取締役会に報告しています。その下には「サステナビリティ推進部会」を設置し、サステナビリティ担当役員が部会長を務め、委員として社長が参加する中、サステナビリティ課題のPDCAを行っています。担当役員が分科会長を務める「脱炭素分科会」、「脱プラ分科会」、「人権分科会」、「TNFD分科会」からの報告を受け具体的な取組みを検討しています。
また、従業員に対しては、雪印メグミルク(株)の各部署とグループ会社にサステナビリティリーダーを配置し、「サステナビリティグループ活動」などにより、サステナビリティの浸透、社会課題解決に向けた取組みを推進しています。
その他、「社外の目」による検証や提言をサステナビリティ経営に生かすため、取締役会の諮問機関として、社外の有識者・社内労働組合の代表および社内委員によって構成される「企業倫理委員会」を設置しています。
■ サステナビリティ推進体制
■ 2024年度の開催実績と討議内容
実施回数 | 討議内容 | |
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グループサステナビリティ委員会 | 第5回 (7月24日) |
(1)第10回、第11回サステナビリティ推進部会報告 (2)2023年度 環境関連グループKPI進捗報告 (3)2024年度 重要課題(マテリアリティ)のKPI取組み計画(グループ会社) (4)2024年度 コンプライアンスの取組み計画(雪印メグミルク) (5)2024年度 サステナビリティ活動の取組み計画(グループ会社) |
第6回 (2月27日) |
(1)サステナビリティ推進部会からの報告
(2)2024年度 環境関連グループKPI上期進捗報告 |
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サステナビリティ推進部会 | 第11回 (6月19日) |
(1)2023年度TCFD開示
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第12回 (9月18日) |
(1)各分科会からの報告
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第13回 (12月18日) |
(1)各分科会からの報告
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第14回 (3月18日) |
(1)2024年度 水リスク評価について
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