雪印乳業株式会社
雪印乳業株式会社
生産者の方々との対話会
山崎洋子さんと高野瀬社長との懇話会(雪印乳業本社にて)
写真2002年10月10日(木)、農家女性の自発的ネットワーク「田舎のヒロインわくわくネットワーク」の代表世話人であり、弊社社外アドバイザーをお願いしております山崎洋子さん(福井県三国町)と同ネットワークの事務局長の能登裕子さんが来社され、高野瀬社長、篠塚副社長、高原取締役との懇話会がもたれました。

山崎さんをはじめとし、全国の「田舎のヒロイン」の皆様からは、生産者の方々の「もの作りへの哲学」を学び、「雪印社員として自らの使命をもう1度見つめ直す」ために、今年4月から全国各地で社員との対話集会や酪農実習などの機会を設けていただいております。

広島を皮切りに、すでに8ケ所で開催し、延べ75名の社員が参加させていただきました。参加した社員は対話集会後の謝意員アフターミーティングで、対話から得た「気づき」を自分の業務に反映させるにはどうすべきかなど、部門を越えてのディスカッションを行い、「食の責任を認識する」雪印への意識変革に向けて一歩一歩前進しております。

この日、山崎さんからは「これからも協力していきたいが、(雪印は私たちに)どのようなことを期待するのか率直に言って欲しい」と本当にありがたいお言葉を頂戴し、高野瀬からは「会社が大きくなるにつれ、自ら生産者や消費者から離れていってしまった。一つは生産者と消費者を結ぶパイプ役としての自分たちの使命を果たしてゆくため、もう一つは、(雪印は)生産者が集まって創った会社であるという自分たちの原点を肌身で理解するために、生産者の方々の考えや、こだわり、そしてそのために行なっている日々の仕事を理解することが大切であり、そのためにご協力を仰ぎたい」とお話しさせていただきました。能登さんからは、「それなら役員の方もぜひ」というご提案もいただきました。

また、山崎さんから「生産者も実は自分たちの作ったものがどうのように加工されて消費者に届くのかを知りたい」「消費者が何を考えているのかを生産者として知りたい。そのための場作りをしてほしい」というご要望をいただきました。

生産者、消費者、メーカーが一緒に「食」について考え、これからの方向を見出して行くために、ぜひ実現させたいと考えております。

その他、育児用粉ミルク(現在はビーンスターク・スノー株式会社が事業継承)を例に、社長からは「母乳が一番という考え方から、成分は徹底して母乳に近づける。」「先天性代謝異常の子供たちのための特殊粉ミルクも企業の使命として発売している。」などをお話し、また山崎さんからは「田舎のヒロイン」の皆様が自分達の哲学、「食」の果たす役割などについて広く学びあう姿勢や活動についても、対話が交わされ、改めて感銘を覚えました。

懇談中、山崎さんから「(本社を訪ねて)みなさんの表情が前に比べると、ずいぶん明るくなりましたね。自分達の方向性が見えてきたからでしょうね」と。嬉しいお言葉も頂戴いたしました。

今後も「田舎のヒロイン」の皆様とは全国で交流をさせていただきたい、と高野瀬から改めてお願いを致し、約1時間の懇話会が終了いたしました。


以上

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