おいしくチーズをいただくコツ【チーズを楽しむ・食べる】:チーズクラブ

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おいしくチーズをいただくコツ

「今日はおいしいチーズを買って楽しもう!」と思っていらっしゃるあなた。チーズは、買うお店やその種類によって、味わいが大きく異なるもの。
そこで、ここでは本当においしいチーズを選ぶコツ、お教えします。

お店を選びましょう

写真:チーズ店

まず大切なのは、チーズを買うお店を選ぶこと。
「賞味期限も書いてあるし、同じ種類のチーズなら、どこで買っても同じじゃない?」−そう思われる方も多いと思います。でも、チーズはとてもデリケートな食べ物。管理方法や新鮮さ、熟成の度合いなどにより、味わいがまったく異なってしまいます。 だから、こんなお店で購入してくださいね。

<1>品揃えが豊富で、回転のよいお店
少しずつでもかまいませんので、できるだけたくさんの種類のチーズを揃えているお店なら、一度にさまざまなチーズを購入できますし、売れ行きがよくて回転のよいお店ほど新鮮なチーズを揃えているというわけです。
<2>中身を見せているお店
パッケージに入った状態では、熟成度がわかりにくいもの。ショーケースなどに大切に入れ、チーズの中身を見せている状態で売っているお店なら、食べ頃の色などを確認できます。
また、こうしたお店なら、お店の方に相談しながら購入しやすいですし、場合によってはショーケースからチーズを取り出して見せてもらえるので、においなどからも食べ頃のチーズを選ぶことができます。

どんなチーズを食べ慣れているかもポイントです。

チーズビギナーの場合、
フレッシュチーズなどのようにクセのないチーズならともかく、
香りや味の強いウォッシュタイプのチーズなどを選んでしまうと、
ちょっと抵抗感があるかもしれません。
そういう方は誰にでも食べやすいセミハード系のチーズや
白カビタイプからはじめてみてはいかがでしょうか?
少しチーズを食べ慣れてきた方なら、
ババリアブルーなど青カビタイプでもクリーミーな味わいのものや
若いシェーブルタイプのチーズなどにチャレンジしてみては?
また、チーズパーティなどでたくさんの方がチーズを召し上がる場合は、
少しずつさまざまなタイプのチーズを揃えておくと、
チーズビギナーの方にもお楽しみいただけます。

チーズのタイプ別に選択ポイントを覚えておきましょう

ナチュラルチーズは7つのタイプに分類されていますが、このタイプによっておいしいチーズの選び方が異なります。まずは、自分の好きなタイプのチーズからはじめてみましょう。

*7つのチーズのタイプがわからない方は? 「チーズの種類」をごらんください。

フレッシュタイプ

フレッシュタイプ

できるだけ日付の新しいチーズを選んでください。 フレッシュタイプの新しくてよい状態のものは、きれいな白色をしています。古くなると、黄色がかった色になりますのでご注意を。

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白カビタイプ

白カビタイプ

未熟なものは中央に芯があり、中心にいくほど固くなります。熟成が進むと芯までやわらかくなり、食べ頃になります。
逆に、古くなると白カビが衰退し、表面がへこんでしまいます。
お店で選ぶときは匂いなどで判断し、お店の方に確認してみましょう。
殺菌タイプのカマンベールなどは品質が均一化しているので、日付をよく見て選んでください。
バラカやシュプレムなど乳脂肪分の高いチーズはあまり熟成していなくてもおいしく食べられます。

Point

白カビタイプは2/3ほど熟成したものがおいしいので、すぐに召し上がる場合はお店の方に熟成の度合いを確認してください。
切り売りしているお店で買う場合は、切り口につやや輝きがあるかどうかを確認してください。

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青カビタイプ(ブルーチーズ)

青カビタイプ(ブルーチーズ)

チーズ全体に青カビがむらなく入っていて、断面が美しい大理石模様になっているもの、肌がなめらかで色つやがよいものを選んでください。
また、外側が茶色になっているものは過熟気味です。
輸入チーズ、国内産チーズとも、だいたいは食べ頃のものが店頭に並んでいます。

Point

カビはつやつやと青いものがよいのですが、ラップで切り口をピッタリと包んでいる場合、酸欠状態になっていて、青カビが黄色味を帯びたり緑や茶色になっているケースがあります。こういうときは、ラップをはずして空気にあてると、青カビがイキイキとした色になります。

ウォッシュタイプ

ウォッシュタイプ

食べ頃を選ぶのが非常にむずかしいチーズなので、できればお店の方に選んでいただきましょう。
選び方としては、まずやわらかさを確認し、さらにチーズの表面が乾燥していなくて、逆にベタつかず、軽く手につくくらいのものを選びます。 外側の皮やへりが固くなっているものは、中のチーズが乾燥していてよくありません。

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シェーブルタイプ

シェーブルタイプ

特に乾燥しやすいチーズなので、フレッシュなタイプがお好きな方は輸入年月日の新しいものを選んでください。 へりが高くなっていない、しっとりとした組織のものがおいしいチーズです。

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セミハードタイプ

セミハードタイプ

切り口の断面が明るく美しいもの、象牙色のものを選んでください。
ガスホール(穴)があるタイプのチーズの場合は、そのガスホールの大きさが揃っていて平均して多くあるものがおいしいチーズです。
※ガスホール チーズの中にある穴のこと。これは、ナチュラルチーズの中でバクテリアが炭酸ガスを出し、それが閉じこめられてできたものです。エメンタールなどによく見られます。

Point

できるだけ切り売りしているお店で必要な量だけを購入し、食べ残しを避けるようにしてください。

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ハードタイプ

ハードタイプ

切り口の断面が明るく美しいものがおすすめです。色がグレーっぽく、くすんでいるものは避けてください。
また、ガスホール(穴)があるタイプのチーズの場合は、そのガスホールの大きさが揃っていて平均して多くあるものがおいしいチーズです。

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