青カビタイプ

スティルトン

Stilton:英・仏語表記
食べやすさ
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スティルトンは世界三大ブルーチーズの一つとして、フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並ぶチーズで、ブルーチーズらしい青カビの描く大理石模様が美しいチーズです。
ブルーチーズの中では水分が少なめでシャープな味わいです。
塩味が効いていて、青カビタイプのチーズ特有の強い匂いと、刺激とコクのある濃厚な味わいを持ち合わせています。
18世紀、イギリス・ロンドンより130kmほど北に位置するスティルトンの町にある旅館でこのチーズを食べた紳士が、そのおいしさを本で紹介したことがきっかけで知られるようになり、有名になったと言われています。
地元イギリスではクリスマスプレゼントとして、銀のポットに入れたスティルトンをクリスマスプディングと一緒に贈る慣わしがあります。
エリザベス女王の大好物としても知られています。

1996年にP.D.Oを認証取得。

原産国 イギリス
原料乳 牛乳
その他の名称 スチルトン
見た目の特徴 茶色がかった表皮。生地はクリーム色。青カビが大理石のように広がる。
味の特徴 大理石のように広がる。
青かびのピリッとした刺激が強い。熟成するとコクが増し、香ばしい味わいに。
固形分中乳脂肪 最低48%

青カビタイプのチーズとは?

温めたミルクに青カビとレンネット(凝乳酵素)を加え、その後ホエイ(乳清)を除去すると、カードができます。
カードをスティルトンシンクと呼ばれる台で細かくし、塩を加えて直径20cmの型に詰め、反転を繰り返し熟成を待ちます。この容器には小さな穴が開いているので反転を繰り返すことにより、ゆっくりと余分な水分が出て行きます。その後、熟成させます。

産地は、イギリス中部のノッティンガムシャー、ダービーシャー、レスターシャー。

はちみつ、ナッツ、レーズンとも合わせて。独特の甘みとコクをもつポートワインとの相性は抜群です。
また、サラダに散らしたり、ソースやドレッシング、キッシュやグラタンに入れて楽しむのもおすすめです。

相性がよいワイン

  • 中程度~重めの赤ワイン
  • 甘口の白、甘口の酒精強化ワイン

このチーズを使ったレシピ

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