ウォッシュタイプ

エポワス

Epoisses:仏語表記
食べやすさ
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エポワスは、ウォッシュタイプのチーズの代表格のチーズです。
フランス・ブルゴーニュ地方のエポワス村からその名前が付きました。
オレンジがかった色味で少しシワが寄った表皮の内側には、クリーム色のトロリとしたやわらかな中身が詰まっています。
今や有名なエポワスですが、第2次世界大戦後には生産が途絶えかけました。
その後1956年に村の有志の尽力によって復活を遂げたという歴史を持っています。

大型のものは、直径16.5~19cm、高さ3~4.5cm、重さ700~1,100g
小型のものは、直径9.5~11.5cm、高さ3~4.5cm、重さ250~350g

1991年にA.O.P(EU統一の原産地名称保護)を取得しました。

  • A.O.Pは、2009年よりA.O.C(原産地名称統制制度)から移行しています。
原料乳 牛乳
原産国・地域 フランス
見た目の特徴 表皮はオレンジがかった色味で、熟成が進むと赤茶色に。
味の特徴 クセの強い刺激的な香りがするが、牛乳のやわらかな甘みと濃厚なコクがある。
熟成期間 最低4週間
固形分中乳脂肪 最低50%

ウォッシュタイプのチーズとは?

温めたミルクにレンネット(凝乳酵素)を加えて、カゼイン(主な乳たんぱく質)が凝固したもの(凝乳)からホエイ(乳清)を除去したものをカードといいます。
そのカードを型詰めし、ホエイを抜いたあと加塩し、熟成させます。
エポワスは、塩水とマール酒で洗って熟成させるため、個性的な風味をもっています。
マール酒はぶどうの蒸留酒です。

フランス
コート・ドール、ヨンヌ、オート・マルヌ 各県の一部の指定村落

ライ麦パン、ナッツやドライフルーツ入りのパンと一緒に。
はちみつやいちじくのジャムと合わせるのもおすすめです。

相性がよいワイン

  • フルーティーな赤ワイン、コクのある赤ワイン
  • 甘口の白ワイン

このチーズを使ったレシピ

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